「好きになっていた、」
感情を指摘したとたん恥ずかしそうに頬を染めて俯いたシャーリーはとても可愛らしかった。いいなあ。うらやましいなあ。僕だって声を大にして言いたい。僕はルルーシュが大好きだ!七年前からずっと、片時も忘れたことなんてないよ!うん、まあ言ったところで気持ち悪がられるのがオチかな。でも本当に大事で守りたいって思う唯一の人なんだ。誰にだって、(ごめんねシャーリ、)譲るつもりなんてない。
「こういうことは、本人に直接聞くのが一番!」
この際はっきりさせてしまおうとルルーシュにコンタクトを取ろうと電話を鳴らす。もうこうなったら勢い、その場のノリだ。結構何とかなる。
なんて調子に乗ってたら縺れ合ってシャーリーと一緒にスっ転んだ上に猫に指まで噛まれてしまった。(何でだかルルーシュに怒られた気分だ)大丈夫?と心配してくれる彼女に謝罪しつつ心の中でもう一度叫んだ。
シャーリー、ルルーシュごめんなさい。